孫と息子と銭湯にて
僕「孫、銭湯へ行こか?」
孫『うん、行こ行こ、高い銭湯は飽きたから知らんとこへ行こや』
そうせがまれて、ネットで調べました、すると門真で3軒がヒットしたんです。
その内の一軒、風の湯は正にスーパー銭湯で近いところではあるんですが、孫が飽きたと申しましたが、きっと貧乏人の僕を気遣っての事だと思います。
一階に12の浴槽にスチーム・サウナ、二階に塩湯と打たせ湯、三階は別料金ですが北欧式サウナ、”おっ、これって良いんちゃうか?”
それで男三世代が車に乗り込み、出掛けました。
方向、地図に強い息子にネットでのアクセスを覚えさし、飲んでる息子に代わり運転歴40数年の超ベテランがステアリング・ホイールを握る事になりました。
休題
二輪では大きな事故をしていますが、四輪ではコツコツぐらいで大きな事故は無い(知ってる人が居たら黙っとくように)
再題
息子の顎の指示に従い、一台の車がやっと通れるくらいの村中の道をクネクネと進んでもそれらしいところが見当たらない。
僕「すいませ〜ん、この辺にスーパー銭湯を、ご存知ありませんでしょうか?」
通行中の5人のご婦人に聞いた。
その中の一人『えっ、スーパー銭湯? 普通の銭湯やでな(と振り向きながら)この道沿いにありますよ』
僕「どうもありがとうございました」胸騒ぎ。
ここは更衣室なんだけど、スーパー銭湯のそれとは異なりますが、それなりに内外共に広かったのです。
(手前のボケてるのが孫で、その向こうは知らない若い人)
身体を洗って、孫と二階へ行くと、二人の子供が浴槽の両端に立って、タオルを丸めてキャッチ・ボールをしてる。
孫は、それに参加したいらしいのです。
一人は小学4年生と、その従兄弟の2年生でして僕が、その浴槽に入ると気がねして距離を縮めちゃったんです。
僕「ええよ、おっちゃんの顔に湯がかかってもかめへんで」と言ってやるとニコッと笑って、元の位置に着いた。
小さい方の子に声をかけた。
僕「お兄ちゃんのチンコに当てやなあかんがな」
二人は大笑いして、はしゃぎながら投げ出した。
僕「おっちゃんもタオル持ってくるから寄せてや」
二人『うん、ええで、やろやろ』
それから、この空間は僕と孫と、後で参加した息子と、先の二人で独占してしまったのです。
散々遊んで着替えに出て、銭湯の行事でもあるコーヒー牛乳の時間となりまして、彼らにもご馳走してあげなければと思いました。
ところが、今日は子供の日とかで、子供は無料でいただけるのだそうです。
おばちゃん『はい、どれが良いかな?』と孫に聞いてくれてます。
僕「すいません、少しひねた子供ですが、僕にも一本ください」
おばちゃん『だめです』と言って笑ってます。
仕方がないので、コーヒー牛乳を有償で一本・・・・息子に払ってもらいました。
外に出たら、彼らが待っててくれて、『またやろな、今度はチンコに当てたるさかい』
と息子と孫に話しかけていたのです。
たいへん、意義のある銭湯体験でありました。
by kattyan62 | 2007-05-06 00:53