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老人性記憶障害


ボーイ・スカウトのゲームに[キムス]と云うのがあります。

 テーブルにポケットにあるものなど数点を置いてハンカチで隠し、10秒間見せて記憶するゲームです。
同じゲームを老人になってやってみると記憶力が落ちたのが判ります。

 脳細胞は二十歳くらいを頂点にして脳細胞が減り続けるとされていたのですが誤りなのだそうです。
原因は、シナプスの受容体が減るために記憶してある回路が繋がらないためなのだそうです。
原因が判った現在、それを防ぎ回復させる薬の開発に着手したそうです。
※シナプス:神経細胞を繋ぐ腕の先端は接続しているのではなく、シナプスと呼ばれている間隙があり、一方から化学物質を放出し、受容体が受け取ることで興奮し、その結果、情報を受け取ったことになる。

 パソコンはボケ防止になると考え、知的作業をすることでボケを避けたいと考えがちなのだそうです。
アメリカの93歳の高齢者の記憶も確かで、知的な会話にも参加できる人が居て、その日常を観察された結果、氏が60代から欠かさず行っている運動に答えがあったのだそうです。

 自分が自分であり続けたいと思うのは誰しもが願うものですよね。
スーパーで出会った娘を認識できなかったとしたら、こんな悲しいことはありません。
大阪時代、移動は車か電車、歩くことを避けていたわけではないけれど、敢えて歩くことが少なくなり、運動と名の付くものは皆無だった。
それが64歳で移動にエンジンの付いた物を使わなくなったことで必然的に歩くか自転車となった。
結果として人間としての健康面や記憶機能の温存が果たせることになったならありがたい。
 
 

by kattyan62 | 2011-12-19 23:49