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始祖


その昔、みっちゃんが敬愛する人の勧めに沿い、或る宗教に入信したことがあります。まずの手始めに先祖を解明する必要があり、それに依って僕の喘息の原因が究明でき治癒に向かえるものとしていた。

 みっちゃんの先祖さまに僕の先祖が首を締めるような行為があり、その復讐としての呪いが喘息となって表面化してるとの説明にみっちゃんは何としても喘息を治したいと真冬に浴室で水垢離祈祷をしてくれた。
平行して互いの先祖を判る範囲で調べるって聞き、「お前とこは先祖って居ないんちゃう?」、と冗談めかして調べてみる、僕の方は役所で祖祖父母までだったのに、彼女の方は役所から訪ねた寺の戒名で遥か数代先まで判明したのでした。
無神論者の私目、胡散臭い内容だったけどみっちゃんの心情を察して付き合ったが、彼女は1年もせずにそれを捨てたっけ。

 話は飛びますが、太陽をエネルギー源としたのは数十年の歴史しかありません。太陽光発電の有効性は誰しもが認めるところです。しかしですねシアノバクテリアに至っては27億年も前から太陽エネルギーを利用して炭素が充満していた地球の大気に廃棄物として酸素を補給しだしたストロマトライトと名付けられたシアノバクテリアの集合体は今もオーストラリアに生息しているのです。(植物の緑はシアノバクテリアの子孫)
岩石様の突起になったのは波で降った砂を固定し成長したためです。
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シアノバクテリアの強かな作戦の手法をどうして会得したのか知りたいところだけど、その手法を解明した図を見付けたので掲載して記憶力不足を補っとこ。(ダブルクリックで拡大できるはずでんねん)
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 このシステムにあって、電子が利用されてます。
wikipediaより
PSII において、クロロフィルa は光を吸収して励起され、励起電子を放出する。クロロフィルa から失われた分の電子は水を酸素に酸化することで補充する。

 人間の環境において自然界に存在する物質に無駄な物がなく、人間は意識、或は無意識に利用しているのです。例えば、容器の数種の物体をスクランブルするのに振る作業をします。物体の質量の違いで分離しているのを振ることで混ざることを経験的に知っているからですね。逆に質量の違いを利用したレインボーカクテルってのもあり日常的なんですね。
取り上げたテーマで何を言いたいかと申しますと、身の回りを美しく整理したいと捨てる物の中には有効利用できるものが多いんです。つまり、排泄物としたシアノバクテリアの酸素は生物、富みに人間の生存に最重要物質ですし、熱するとか人工衛星を打ち上げるロケットの補助燃料として不可欠です。
捨てた物も別の人には有効な物かもしれませんし、捨てるにも代価が必要になった人類発生以来の特殊な時代でもあります。
ゴミ屋敷はいただけませんが安易に捨てないで欲しいし、再利用のためのガレージセールが外国のように一般化する日が来るのを望みます。

 家電品がゴミ捨て場に捨てられた頃、電子レンジを拾ってきたことがあります。
ヒューズに充当するパーツを入手し、外装、内部を清掃しておいた。
当初は嫌がったみっちゃんでしたが有効性を認めて使い出したのでした。
嫌がった理由を聞いてみると「他人の思いが入ってる」ってマインドの問題であり、電子レンジに責任は問えないよなと説明しておいたのです。
だからと言って何でも拾ってくるのではありませんので。

 洞窟に住むコーモリの糞を役立たせる虫や細菌が居るのも稲藁を土に練り込んだ壁、備前焼の模様を出すのにもワラジやレインコート、笠など廃棄物を利用してきているのですから、A宅で不要になった品をB宅では有効利用できない訳がないはずです。
中古品を使うのは惨めと思うのは列島改造とか所得倍増って政策で消費の美徳としてマインドコントロールされた結果だと思いません? 資源の少ない日本の子供たちの将来をじっくり見据えて、大人の責任を果たさねばと切に感じております。 

by kattyan62 | 2012-09-04 11:32