失敗続きの先に・・・


革細工はみっちゃんの生前に始まった。
彼女も”何か作りたいわぁ〜”とキルト、毛糸、レース編み、コギン刺繍など多くを手掛けたのだったが・・・・

 二人して何度か訪ねた心斎橋の東急ハンズに江坂のハンズへも行った。
僕の嗜好はシンプルで金工、木工、革の三点だけ。銀粘土も買ったし銘木も手に入れた。革も何枚かは仕入れたが何を造りたいのかが決まらない。
銘木は見た途端、テーブルにと思い、その通りにし、脚とするケヤキも買い求め、それなりの工夫で釘を使わずに組む方法で作り、板面は自然乾燥する漆を塗り磨き、納得し一段落するまで1年は懸かり、バイク仲間にプレゼントした。

 銀粘土は手を付けないままに此処に来て、アイが見付けて作ってみたいとペンダントトップを作り残し手元にある。
革は良い素材を見付けると発想できるのです。鞄に向く素材もあれば財布や名刺入れ程度の小物向きの革などが袋に入って重量で売られている。東急ハンズで物を見ながら買えるがネットでは素材の良否が判らないし、以前のような無駄な出費はできない。
金具類も買い置いたものを使っているが底が見えてきている。う〜ん、愚痴だな。

 先日来、娘婿用に名刺入れにトライしていたが穴明けに失敗したことは前述の通りです。それでも捨てるのは忍びないから縫い上げた。

 裏の糸が曲がっとるのと畳んだ時に糸だらけで見苦しいから茶色に染色してみた。
f0064891_16411159.jpg



 新たに裁断した。
f0064891_16424718.jpg



 前回失敗した要因は表は奇麗に直線が出ているのに裏が曲がってるんです。
f0064891_16453361.jpg


 原因をツラツラ考えてみると工具が垂直になっていなかったのだろうと推測。それなら持具を作り、嫌でも垂直にしか打てないようにしようと製図して作った。
f0064891_16491917.jpg



 納得のいく物に辿り着くまでには多くの失敗を繰り返してきた。
裁断した面の角を取り、毛羽立ったのを納めるペーストを塗るにも指から綿棒、下敷きに塗り広げたのに押しつけたりもした。銀面(塗装面)に付くと汚れになるからコバ面にのみ付く工夫が必要で今は震える手指に綿棒を握って行っている。塗り終わるとコバ面の磨きに入る。プラスティックの工具でゴシゴシやる。乾燥したところで専用のペンキを塗るがこれまた難しい。やはり綿棒で薄めに塗り、何度か重ねる方法で落ち着いている。
接着剤で貼り合わせ:糊が付いて欲しくない部分をテープで隠すが直線は良いが曲線のカットに苦労していたが文房具のデバイダーの針の反対側を研いでナイフ状にしてカーブに沿い切って行く方法が定着した。
 
 縫い
過去にはイラチの性格から洋裁用のミシンを改造して厚手の革も縫え、押さえもローラーを買ったものが生きたが、手縫いの良さと、ミシンでは縫えないような段差や小さなカーブにも対応できるのが判り孫ズのポシェット後は手縫い専門になったが、規則性が良否を決めることはマニュアル本にもあった。予め、糸に専用のロウ引きをするが買っていないので仏壇から失敬したのを使っていて、塗ったままだと白い粉が出るからライターで炙り燃え切った事数回。ヘヤードライヤーは何処だっけ?
 
 何を作るにもそれなりの熟練が要るのは判る。革細工にしてもプロの仕事を手本にしたいのだが彼らは高価な道具を駆使しているのがドキュメント番組や手作りをテーマにした番組でマシンを見せられた。
革の一部を薄くしたい場合がある、財布などの端っこは薄くして折り返しされている場合があり、機械に通すだけで目的の場所が薄くなるのだが、ハンドメイドではナイフで切り過ぎないように気長に丁寧にやるしかない。
糊付けもゴム糊と木工用ボンドを使い分ける。剥がす力が加わる場所にはゴム糊、仮止めや力の加わらないところは修正の利く木工ボンドが良い。

 裁断が終わった時点でオイルを塗ると汚れ防止対策にもなる。
オイルは馬の脂から抽出したものだそうで、馬に怖い面を着けさせ鏡の前に立たせるとポタポタと脂汗をかく。それを三日三晩煮込んだものなのだそうで店頭で簡単に手に入る。
革製品のバッグなど角の塗装が剥がれたり、傷が付くのを防ぐ効果もあり、革細工の薬剤は細工だけでなく、高価なルイビトンなどのバッグや靴など保革のためにも一度は覗いてみることをお勧めします。
[PR]

by kattyan62 | 2012-08-27 17:30 | 工作