観察 その1 爪


能ある鷹は爪を隠す。

 この言葉には二つの意味を観ることができます。
1) 非捕食者に油断させるため。
2) 才あるものが、群衆の中で平穏を保つため。

 先日来、昔年の課題だったニーチェを平たく噛み砕いた本に出会い、軽い気持ちに期待もせずにパラパラと読んでいます。
中で、ちょいと今の日本に当て嵌まる一行がありました。
弱者は群れることによって正義とし、強者に対抗している。まぁ〜簡単に言うとこうなります。
放射能被害に対して政府、企業の対応の祖末さを細かく指摘しても、彼らに届かない理由でもあって、彼らの思考には、群れる輩=ニーチェは畜群と呼んだのです。当時は、絶大な権力で台頭していたキリスト教を批判したのですが、現在に当てはめると、権力の象徴は政治と金。 誰しもが求めながらも手に出来ない鬱憤を群れることで発散しているのだと権力者は見、時間の経過で治まるのを待っているのです。
強者は弱者を軽蔑しています。権力を持てたこと、金を持てたことは強者は弱者を軽蔑する権利が発生していると思っているのです。

 経験していません? 路上にシートを敷いて座り、芸も無く頭を下げて僅かな金銭を請う人に、”仕事を探せば”と考えながら通り過ぎたこと。彼らは、彼らなりに通り過ぎる人たちを蔑視している節がありましてね、満員電車に乗り、上司にペコペコしてるくせに、寝たいだけ寝て、食べたい時に食べてる俺を軽蔑してやがんの。
つまりです、人を軽蔑した時に生まれる開放感が権力の象徴なんですね。より低い人を蔑視することで、自分の位置を確認し、安堵できているのです。もう一発加えると、”あ〜はなりたくない”に尽きるのです。

 IQの高い人は、観ていて意識していないといいますか、他の人と何故違うかとさえ考えていないのでしょう。
ですが、会議などの場で議論が始まると露呈してしまいます。だが、それに気付く人はIQがそれなりの人なんですね。そうでない人は気付くまでもなく、”あいつは何を考えているのか判らん。バカでねぇの”と思うだけなのです。

 ブロガーさんの中にも、かなりのIQの持ち主が居られます。千花ちゃんもその一人ですね。彼女が僕を見る時の目に”哀れ”を観察できます。低いIQを憂いてくれているのです。 ハハハ 低能でごめんね。
ちょいと謙遜し過ぎました。冗談ですよ。千花ちゃんのIQの高さは事実です。写真の構図、文章、何をとっても才がチラチラしとります。ジャンルを換えて本を書けば直木賞、芥川賞候補になりましょうが、如何せん、彼女は余りにも常識人ですから、突拍子もないフィクションは別の世界だろうと思います。

 僕が彼女の語学について質問したことがあります。
何カ国語を話せる? 何処で学んだ? の二点です。
最初のに多くは答えず、英語は独学だそうで映画などを観ながらだったとか。それなら人には負けないくらい観ています。ここに違いが出ていますね。
 もう一人、映画で英語を学んだ友人が居ます。彼は英語と縁の無い中国からやってきて、京都大学大学院に留学し、現在は国立大学の教授をしています。論文の多くを英語で書いて米国へ提出、それが認められて放っておけないと日本の大学が確保したのです。多分、Brain(秀才)の流出を恐れたのかもしれません。

 爪(才)を周囲に認められ、受け入れられた人を知っています。souuさんです。
souuさんの爪を受け入れた群衆は、souuさんの純粋に共に学ぼうとする姿勢を見たからに他ならないと想像しています。

 人間の価値をIQで決めるものではありません。群れ(貧しい)の中に居ても、害を及ばさず、隣りに居る人を思い、気遣って生きている人に大いに価値を認めます。[怒りの葡萄]って映画は、まさに底辺で生きる人たちを描いたもので、日々の暮らしに糧を得るだけで苦悩している人たちが今も日本の何処かに居ます。
反面、糧に不安がなく、生きるための食から食べたいものを手にできる人たちの中に、底辺で苦しんでいる人たちに関わる方々であれば、群れの矛先はそこへ向きます。被災者や街のワーキング・プアと呼ばれる人らです。
行政や政治家の肌艶の良さと、高価なスーツにムカっとしているはずですね。

 yoccoさんに教えてもらったLightning in a Bottle のDVDを注文しました。
Import物で1212円+代引き=1472円  ハハハ かっちゃんも爪はないけど飽食に参加できてるやん。
※Lightning in a Bottle=多くの才ある歌手、アーティストが”群れて”のイベント。

 
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by kattyan62 | 2012-01-23 13:51