徒然に


齢58にて隠居致し候、忙しく働きし日々が一転、徒然に時がゆるりと流れることとあいなり候。
以来十年、無下に過ぎし候。

 居眠りも気ままにて候、優しくも口うるさく食事に気遣う妻亡くて、宵にも軽やかな麺に湯を張り、待つ事暫し。
書を読みつつの食餌を好まぬ妻に遠慮することもなく、時を惜しんで本の世界に遊び候。

 可笑しき事あり笑いしも独りならば乾き候。心暖かきことあり涙するも独りならば時直ぐ消え申し候。
価値同じゅうするものあり、可笑しき事、心暖かき事あらば、笑う友を見て笑い、心暖かき涙は後々までも思い出し、話題に心暖かく思い出し候事あろうと存知候  徒然にそう思いおり候。 

 徒然なる話故、深く思い召されぬようお願い申し上げ候。
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by kattyan62 | 2012-01-11 13:42