かっちゃんも技術者? 


決してウィンドーズをバカにしているのではありません。

 起きたのは昼前、目覚めとともにテレビのリモコンを持つのが日課やさかいに、いつものように点けました。
毒蝮三太夫さんと奈美悦子さんが受講するパソコン講座でした。 
内容は年賀状の作成と印刷でした。 過去のOS9の時代にはドローソフトで作成できたのですが、残念ながら現在のマックには年賀状などの挨拶状を作成するソフトは入ってまへん。 

 住所、氏名を作成校正するのにも、余分に選択する課目がありますし、印刷でさえ数回多くのクリックが必要です。
当時のマックで印刷する場合ですと、出来た文面をファイルから印刷(プリント)をクリックするとテロップが現れ、用紙サイズ、方向、枚数を変更する項目があって、それぞれを選んで最下段の印刷をクリックすると完了です。

 先日、ジョブス氏が逝去し、彼の生い立ちなどが放映されていましたが、相当の頑固者だったようで、周囲の技術者を泣かせたようですが、彼のコーディネーターとしての特記すべき発想と、妥協を許さぬ信念とそれを押し通せる人格、環境と彼の地位があってこそでしょう。
現在のマックには多くのソフトは入っていません。プログラマーが自身でソフトを作ることが優先されているからなのです。例えば映画で観られるリアルなCGソフトも一例で、他にもゲームなどを創るのにもダントツの早さで作業ができるようなのです。
ジョブス氏がアップルを追い出されて作ったパソコンが「NEXT」だったのですが、そのプロモーションビデオで「サン」と同じソフト作成を競い合うものでした。
早々に終わり、サンの方の作者の終わるのを珈琲を飲んで待っているというビデオだったんです。

 NEXTを紹介してくれた友人の坊主の熱弁を聞かせたかったですね。
しかもです、僕をキャノン販売の店に予約の電話を入れて連れて行ってくれ、色々アドバイスをしてくれたのです。紹介料も貰えないのに帰りには高級レストランで食事の後、キャビアを買って持たせてくれたんです。
 
 今まで使っていたパソコンには「クラリスドロー」ってソフトが入っていて、これでなら年賀状の作成などいとも簡単なんです。また、「ファイル・メーカー・プロ」というソフトはデーターベース機能があって、見積書、納品書、請求書、在庫表が連動しています。欲深いともうしますか、ええ加減といいますか、同じ作業でも相手さんによって大きく価格が変わる僕ですから、見積書から請求書に至る事務が一環していないと困りましょ? 
例えば、脱臭装置の白金触媒を交換する作業はですね、白金触媒価格一式が350万円のところもあれば420万円のところもあり、作業費に至っては100万円強から300万円まであります。その価格決定の理由は簡単で、担当者なり上司の日頃の態度です。偉そうにしてる奴からはフンダクリます。
引き上げた触媒は再生可能なんです。洗浄と称してタール分を洗うか、メーカー洗浄として焼切るのです。
新品を一年も使うと、現地で洗剤洗浄するのですが、洗剤を別の容器に移してますが、台所用なんです。

 輪転印刷機メーカーは大手企業なんです。三菱重工、日立、住友、リョウビ、老舗の小森コーポレーションが一般的でして、ドイツ製のハイデルは高価でしたが、特許部品が多くあって、”な〜るほど”と思う動きに感心したのです。
僕んとこは、小森さんと契約しており、小森さんが印刷機と折り機を受け持ち、乾燥機と脱臭装置は大阪酸素か近藤運輸機工、協栄熱機が一般的なんです。
近藤運輸機工は、元々協栄さんの機械を配送していたのですが、作業責任者を引き抜き、図面を入手して複製したのですから、当然、企業間の確執が生まれます。
三菱重工の印刷機には大阪酸素製と決まっていて、小森は近藤運輸製を使っていたのですが、大阪酸素に移行しつつあったんです。

 息子と二人で家電+工場の仕事をしていた頃、近藤運輸の工場長とお得意さんで出会い、下請けをすることになったのです。当時は、近藤運輸の東京支社的地位で渡井氏を筆頭に4人の作業者が居ました。その殆どが協栄出身者でして、中部の近藤本社、関西の僕のところの二人なんですが、電装が解るのは関西の僕らです。
機械部分は東京の渡井氏が師匠でしたから、その指導で勉強させてもらいました。
数年後、バブルの崩壊で仕事が見事に途絶えたのです。

 工場長が左遷されたのも僕らにとっては痛手でしたね。
下請けから脱皮して輪転印刷機の関連機器を作ることにし色々やりました。
湿し水と云うものがオフセット印刷には重要で、平で化学的な変化でインキの乗るところとインキを弾くところがあって、インキを弾くところは親水性があって水が薄く乗ります。この水は冷却されて循環しています。その関係で、水にインキが混じり汚れてくると印刷紙の汚れになるのです。
そこで、冷却し、弱酸性に調整されているタンクに浄化設備を作ったのです。装置は簡単で、吸い込んだ水を不織布の袋で濾過して戻すだけなんですが、インキは比重が低いから大半は水面に浮いてます。
絶えず変化する水面から水を吸い込む装置には苦労しました。 不織布の袋は友人の会社へ発注してたのです。 

 輪転印刷された紙が乾燥機を出ると、直ぐに冷却装置が待っているのですが、出た紙からは油煙が出ており、
冷却ローラーで巻き込むと、滲みや汚れになります。そこで、出た紙に水を霧状にして吹き付けることで煙を飛ばしつつ、冷却にも一役買うのです。その装置に似たものがメーカーでは濡らしたローラーでやっていたのですが、布ローラーの汚れや硬化で直ぐに使えなくなるのに350万円もするのです。
そこで、霧吹きを考えて150万円で販売したら、小森から値上げしろと苦情が出ましたのですが、言われたら意地になるものです。流石は大手、その後も乾燥脱臭装置のトラブルでの注文は来ていました。

 大日本インキ化学工業の仕事を請けた時、九州の八女の段ボール紙製造工場で、オランダ製のコーン糊の自動塗布装置の設置でした。機械にくっ付いてきた技術者は目ん玉が青い大男でした。
装置の心臓部にあるコンピューターのモニターが平行になりません。歪んでいるのです。
担当者に手振りで説明しました。通訳をしてくれた大日本の担当者の説明によりますと、歪んでいても目的に問題は無いと言うのです。
 僕は怒りました。水平はあくまで水平に、垂直はあくまで真っ直ぐにしないと基準が無くなるやんと。
彼は日本式に頭を下げ「i am Fool、すいません」と言ったには言ったのですが、直す努力はしません。
外国人の考えと日本人の違いですね。

 ボルトとナットはご存知ですね。ナットを製造する機械メーカーにドイツ製とアメリカ製があって、ドイツ製は数種の持具を交換すると何種類かのナットを製造できます。しかしアメリカ製は単独機なんですが、制度も悪く、新品からガタがあるものの、問題なく製造できます。
一方ドイツ人らしく、精度が高く、持具の交換もスムースなんですが、使う程に摩耗してくると故障の原因になり、整備なり持具の交換が必要になるのです。一方のアメリカ製は元々ガタがありますから、少々の摩耗にもめげることもなく製造に励んでいるのです。
行程は、六角形にプレス加工された部品にドリルで穴を明けますが、明いた穴からキリを抜く作業はしません。
ドンドンと穴を明けましょう? するとナットはドンドンと奥へ進みます。ドリルの根元が90度に曲がっていて、爪が引っ掛かって回しています。そこへナットが来ますと、キリからナットへ爪が移り、キリを過ぎるとポトンと落ちるのです。つまりですね、明いた穴からキリを抜く一工程が減り、数段の早さで製造できるのです。ネジを切る作業も同じで、ネジ切りの工具はタップと言いまして、焼き入れ加工されていて硬度が高い分、折れ易い特性もあるのです。 

 アメリカ製で今も日本の機械に多く使われているのにマキソン社製のバーナーがあります。
製鉄メーカーからガス燃焼で加熱する珈琲焙煎などのバーナーです。
バーナー本体は二重構造で、外装、内装共に鋳鉄(鋳物)でセンターに種火と種火を見張る紫外線検出器が取り付けられます。内装には全体に穴があって、送り込まれた空気がガスを燃焼させると共に冷却もしています。
輪転印刷の乾燥に使われているのですが、燃焼とは燃える物(ガス)と適量の空気と点火の切っ掛けです。
トラブルの大半は、この三つの何れかが不足しているか、保安部品の劣化です。
種火はマッチを擦って行っている訳ではありません。起動ボタンを押しますと、適圧のガス、適圧の空気を検出し、種火用ガスの電磁バルブを開け、電気火花を飛ばしますと種火が点きます。それを紫外線検出器が反応して、メインバルブが開くのです。後は、温度を検出して、メインバルブの開閉をモーターが承るのです。
全て、一連のパーツが販売されていて、僕のところの常備品なんです。
中でも、紫外線検出に使う真空管状のものは、航空機破壊用のミサイルの先端に付けられているのと同じ物ですから、第三国への持ち出しには強い制限があります。  ハハハ  ようけ書いてしんどかったけど、役に立たないのに忘れてしまいそうで書いてしまいました。


 
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by kattyan62 | 2011-11-29 14:47