今日は警察署の話なんだわ。


 暑さも好調、日々30度超えが心地いいですねぇ〜 

 随分前に書いたことですが、最近のお友達へのサービスでいま一度。

 テレビや映画で犯罪の事、刑務所のことなどを知っておられると思いますが、映画は映画ですから現実とのギャップは否めません。

 僕が始めてた電機屋時代、大阪の北部の警察署へ出入りしていたことがあります。
警察署には逮捕した人を留置しておく場所と、尋問するための部屋、刑事部屋、男女の更衣室、離れて食堂と別棟に霊安室がありました。
霊安室以外の部屋にはエアコンがあり、照明器具や換気扇も設置されているから故障すると電話が入る。
 留置場の換気扇がウンウンというだけで回らずに臭いが籠り困っているとの一報が入った。
脚立に工具入れを持って会計課を訪れると、担当官が案内しながら、『入ったことあるかな?』とニヤっと笑った。
鋼鉄のドアに10cmくらいのガラス窓があり、担当官がインターフォンで修理に来たことを知らせると、窓から顔が見えた。ドアが開き、直ぐに別のドアがある。
担当官は僕を入れると帰り、案内は警察官に代わった。
警察官は、工具箱を指差し、凶器にもなるので一度に一つだけ出して、蓋を閉めてくださいと言った。
二つ目のドアを入ったところは廊下で、左右に檻があり、ベッドとトイレに洗面器だけで非常に狭い。
廊下は、2mほどで広くはなく、指摘された換気扇は廊下の中央で、脚立を建て、脚立の真下に工具箱を置くようにと言う。仕事がしずらいが仕方ない。
その時、ドアが開いて二人の男が入ってきた。前を歩く男は小柄で手錠をされており、僕と目が合うと『こんちゃ』と気軽に挨拶をした。軽く会釈をしたが、目の前の男は犯罪者なのだ。どんな罪で来たのか知らないだけに怖い。工事に付き合った警官は、僕と工具箱を庇うような位置に移動し、早く行けと言った。

 換気扇のベアリングに油を注し、スイッチを入れると軽快に回り出した。
留置場には独特の臭いがあり、何とも表現できない臭いだった。

 同じ警察署で、霊安室にエアコンを設置した。警察の霊安室は病院のとは異なり、異常な遺体が収容される。安置所では刑事が傍に居てくれたのだが、二三日前に収容した遺体の傷みが酷くて、僕が入った時も臭いが籠り、初めて嗅いだ臭いだ。臭いの素になった方を収容した経緯など、事細かく説明しやがって、おまけに、検死が始まるまで置いてあった小さなベッドに乗って仕事をしてもいいよなんてさ、嫌な刑事だったんだわ。壁に立てかけてあったタンカに脂染みがあったのも怖かった。出て行こうとする刑事に居てくれと懇願するように頼んだ。

 婦人警官の更衣室のエアコンを外して新品にし、外したのを男子更衣室へ移設することになった。
え〜これが婦人警官の更衣室? 壁には公衆便所にあるような卑猥な落書きがあり、ロッカーの上には埃が積もっていて、エアコンも埃まみれだった。
男子更衣室のエアコンが壊れたことで、今回の工事になった。男子更衣室は女子より酷い。
押収したものだそうだが、ロッカーの上には本が山のように積んであった。『個人で使うなら持って帰ってもいいよ』警察官とて人間だから、血気盛んな若者も居る。当然ながら女性に興味もあろう。

 パトカーが出入りするドアに開いたら警報がなるようにして欲しいと要望があった。
休日に、ドアを開けて証拠品のバイクを持ち出しそうになった暴走族を逮捕した経緯があってのことだった。
金属製のドアが数センチ開くと受付の警報が鳴ってランプが点滅する図面と予算を計上した。
そのままオッケーが出て工事が済み、試験も順調に終わった。
数週間後、故障したようだと連絡があり、センサーを調べると破損していた。
交換して、会計課の担当官と雑談していた時、目の前の出入り用のドアに警察官の一人が乗り、遊んだのだ。
体重でドアが傾き、もう一方のドアにぶつかった。新品のセンサーが破損した。現行犯で逮捕した。

 警察署でコンピューター用の電源装置を設置したことがある。
停電などで、データーが消えるのを避けるための工事で、市販品のバッテリー搭載のものを設置し、電源室から直接配線する工事だった。
受付周辺の天井部分も通るので、会計課の担当官に受付周辺の業務を邪魔をすると伝えた。
受付周辺のカウンター前に脚立を立てて、配線をしていると、年配の警官が出て来て、僕に怒鳴り始めた。
その日は脚立を片付け、帰ったら、電話があって、担当官が詫び、明日は来て欲しいと言った。
翌日、同じ場所に脚立を立てると、昨日の怒鳴った警官が見えたが静かにしていた。
担当官の言い訳を聞くと、年配の警官は巡査部長だったのだそうだが、交通違反した男性に暴力を振るって降格になったのだそうで、その鬱憤だったのだそうだ。警察署にも色々あるんだよなぁ〜 
担当官が転勤になった。次の担当官には繋がりのある電気屋が居て、付き合いは終わった。

 伊丹に空港がある。
海外から色んな物や人が出入りするために、植物検疫、動物検疫、食品検疫などの部署がある。警察も空港専属の警官が配属されている。
外国から帰国した人や来日した外国人などが税関を通る。中には大きな荷物の配送を税関に頼むことがある。すると、数十メートル離れたところの事務所へ知らせたいのだが、人が走るしかなかった。
事務所には検疫の人も待機している。
 税関のブースで検疫なのか、配送なのかのボタンを押すと、事務所では、ブース番号と検疫か配送かを知らせる表示ランプを点灯させると、確認した担当者が返信のためにボタンを押す。すると、ブースの担当者に確認したぞと判断ができる。そんな装置を設置することになった。

 当時は息子と二人だったから、夜の10時に現場である税関に行くと番号札を貰い、人の出入りするブースから事務所までの距離を計ったりし、準備をする。
最後のフライト便が9時に終わり、客が税関を済ませるのが11時ころになると、出入り口は外から鍵が掛けられてしまう。工事が終わり、自作だった装置の動作確認をした。朝まで時間がある。海外から伊丹空港へ帰ってこられた経験のある人は、あの広い税関のフロアに息子と二人だけ、朝の開場を待っていたのだった。
次回はグローブとボールを持ち込もうと思ったが、関空に移転してしまった。

 伊丹の空港警察は1階にあり広くはない。国際空港ともなれば、それなりの重装備、つまり軽機関銃の類いや狙撃銃が保管されている。保管庫は入り口受付の後ろにある。警官が手薄になる時もあるそうで、ドアが開くと警報が鳴るようにして欲しいと要請があった。
部屋に入る。警報が鳴ると、保管庫に隠した解除ボタンを押さなければ鳴り止まないようにとの要請は簡単な回路を組むだけでいい。
工事をしている間、銃が手に触れる位置にある。勿論、弾は装填されていないが、本物の武器なんです。
以前、留置場の換気扇を修理した時には、警察官が護衛していたが、ここでは誰も着いていないのです。
人手不足なのかもしれないが、かっちゃんが凶悪犯だったらどうするのよと銃を撫でながら、活躍の場の無い事を願っておいた。

 伊丹空港の地下には、職員食堂があり、安くて品数も豊富で旨い。
二階などで売られているカレーライスが500円〜800円に対して270円だったし、盛りも多いのだ。
誰でも入れるから、話のタネに行かれるのも一興かと思います。 
 税関にも専用の駐車場があり、車の台数の割に充分な広さがない。 ガードマンに来訪の用件を告げて車を停めると、サイドブレーキを外し、ギヤをニュートラルにするのが決まりなのだ。
前の車に接近して駐車すると、前の車は後ろの車を押して空間を作って出て行く。そんなルールなのだ。

 検疫の検査室へ行くと、各国の珍しい品物が積み上げられている。インスタントラーメンも毎日入ってくるのだそうだ。仕事柄、気持ち悪くて食べたことは無いらしいが、果物は味見はできるのだそうだが、数年も働くとマンネリ化して飽きてしまうこともあり、地下の食堂で空腹を満たすのだそうだ。
 
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by kattyan62 | 2011-07-16 22:29